2011年5月31日火曜日

さあ、始めるぞ!

「ばっちゃん」は僕が子供の頃についたあだ名。
いまだに悪友たちはこう呼んでくれます。
これから手作りキットのできるまでのあれやこれや、僕のガキの頃は・・等々、なにかを創り出す事をネタに思いつくまま書き綴ります。

僕 は去る1982年に祖父が作った紡績会社に跡取りとして入社。この会社を変えてやろうという思いが強かったのを思い出します。でも紡績業は古〜い業界で、 ましてやお客さんは日本一厳しい一宮の機屋。そんなかで新しい商品を色々考え機械を創って世に送り出しました。始めは「そんなたっきゃ〜(高価な)もん、 誰が買うか〜!」と目もくれなかった人がコツコツと続けていくと「ありゃ〜あんたが作とったよな〜」って指名買いもされました。
しかし入社した当時は順調だった会社も、だんだん外国産の進出や需要の低下によるダメージがとてもきつくなって、自分たちの力ではどうしようもない状況に陥ってきました。

元々この会社はこのままではダメになると思っていて、「変えてやろう!」って思いで入社したはず。
<そうだ!変えよう。>

その時に一番大事なのは自分の右腕。じっくり考えて出た答えが僕の弟だったんです。当時名古屋のりっぱな会社でがんばっていた弟を引きずり 込んで良いか悩みましたが、他にはいませんでした。決断して確か名古屋の上前津にある居酒屋で「じつは・・・」と切り出し、それからとても辛い思いもさせ ましたが、紡績を廃業させ二人だけで新しくアウベルクラフトを創業したんです。
新しく縫製業を始める時、大きなミシンを引き取った帰りの車中で「これから新しいことが始まるんだ!からだが熱く燃えるな!」と語り合ったのを覚えています。
それからは「僕たちの熱き想い」http://p.tl/lVsLに続き今のアウベルクラフトがあるんです。

それまでは何をやってたか?って。
追々書いていきますね。