2011年6月3日金曜日

創る心

この歳になるまでずっと物を作ってきました。模型飛行機、模型の飛行船、建築模型、機織り機、カヤック、アンプ、スピーカボックス、楽器、・・・自分の為?

数年前に知人から指が不自由なお子様の為に、キーボードが打てるようなガイドを頼まれた。
人の作ったものがあるんですが、これがすぐ壊れるので困って僕に頼ってきてくれたわけで
じっくり2ヶ月かけて作りお渡しすることができた。女房がそれを触って「指が吸い込まれるように気持ちがいいねっ!」って言ってくれた。それから数ヶ月してお母さんがきて「子供がとても喜んで使っています。」とうれしそうな顔で話してくれました。

相手がいる時に、どう考えて作るか。「相手の為に」それに神経を集めて作るわけであり、自分の経験や知識を動員して作り上げた物が喜ばれ、感謝され、認められた時、僕の心も喜びました。

<人の心がうれしくなる物や事を作る>をお手伝いすることが僕の役目だな。